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キノクニスゲ (紀ノ国菅)
Carex matsumurae
 キノクニスゲは愛知・富山県以西の本州と、四国、九州に分布し、沿海地のタブ林下に生える常緑のスゲです。どういうわけか沿岸の島しょで生育が確認される傾向があり、長崎県では五島列島や長崎半島先端の陸繋島などで知られることから、本土側の好適地が失われた結果、島しょに残ったのではないかと推測されています。叢生して大株となり、早春に伸ばす花序のうち、頂小穂は雄性で、3〜4個つく側小穂は雌性のもののほか、小さな雄穂をつけるものもあり、写真もそのタイプです。
■撮影地別
 ○長崎県長崎市


クローズアップ
■群落
2019.4.7 長崎県長崎市
2019.4.7 長崎県長崎市
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