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フチゲオオバキスミレ
(縁毛大葉黄菫)
Viola brevistipulata var. ciliata
 種内変異の多いオオバキスミレ類のなかで、北海道南西部〜東北地方太平洋側に分布する変種がフチゲオオバキスミレです。オオバキスミレは日本海側の多雪地に本拠があり、やや湿りけのあるところで一面に広がるのに対し、フチゲオオバキスミレは太平洋側の乾きぎみの林床をすみかとし、根茎をださないため、群生はしません。葉のふちに短毛が生えることや、つぼみや花弁の裏側が紅紫色になるのが外見上の特徴で、見たかぎりではオオバキスミレより小型のものが多く感じました。
■撮影地別
 ○福島県南相馬市
 ○福島県南相馬市(葉縁の毛)

クローズアップ
■群落
2012.4.30 福島県南相馬市
2012.4.30 福島県南相馬市 2012.4.30 福島県南相馬市
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