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ネナシカズラ (根無葛)
Cuscuta japonica
 ネナシカズラが他の植物に寄生するようすは、「野に咲く花」(山と渓谷社)に紹介されています。秋に結実して冬を越したあと、翌春に発芽したネナシカズラは、まわりにある植物にからみつくと、寄生根でしがみついて栄養を吸収しはじめ、そのころには根は枯れてなくなってしまうというのですから、まさに寄生に特化した生態といえます。葉は退化していて光合成は行わず、おまけに宿主も種類を選ばないという徹底ぶりです。夏の終わりから秋にかけて、長さ4mmほどの白い花をたくさんつけます。
■撮影地別
 ○東京都高尾山


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 1994.10.2 東京都高尾山