Home > 2020年版・今年出会った花ベスト集 > エゾツツジ(宮本)


 この1年にみなさんがご自分で撮影された花の中から、
「今年出会った花ベスト1(3まで)」を選んでくださいました。
 一覧表はこちらで見ることができます。
連載開始は2020年11月20日です。

1月21日からはわたし(宮本)の写真を紹介しています。

2つ目はエゾツツジです。


エゾツツジ


エゾツツジ(7月23日)

ここ5〜6年は、週末に泊まりで出かけにくかったり、長崎に転居したりして、高山まで足を伸ばす機会がほとんどありませんでした。秋田県に出向くことになったこの夏、秋田駒ヶ岳を訪ねてみることにしました。初めて登ったのは25年前の6月、タカネスミレを求めてのこと、その後も早池峰山とセットで15年前に出かけていて、今回はそれ以来の再訪となりました。
初めて歩く7月の駒ヶ岳では、大焼砂でコマクサが満開となり、阿弥陀池周辺ではヒナザクラが群生していて、いかにもこの山らしい雰囲気をただよわせていました。周回コースをとろうと、往路は阿弥陀池の手前で右に曲がり、通称「ムーミン谷」を下ってから大焼砂を登って阿弥陀池経由で登山口に戻りました。「ムーミン谷」で多く目にできたのがエゾツツジです。「蝦夷」といいながらも東北地方にも分布しますが、駒ヶ岳では数が多く、色も派手なだけに、マット状に広がる群落は圧巻でした。