私は今年はわけあって、特に密に自分のフィールド内を歩きました。そんな中で、２年間必ずあると捜し求めた花、フイリハグロシハイスミレと拍子抜けするほどあっけない出会いをしました。

花散策に許された時間は週に一度ですので、台風や危険すぎるほどの悪天候にならない限り、雨の日の花模様も風情があると考えて動いています。

ある雨の日、よく通る山道を走っていると、目に鮮やかな色が飛び込んできました。「あったーーー」思わず叫びました。車を降りてみると、ちょうど盛りのフイリハグロシハイスミレ・・・・だと確信しました。いがりさんの図鑑も、ネットを検索して調べてもいたのですが花姿は見つからず。

しとしとならぬざぁざぁ降る雨の中、仲間にカメラとスミレに傘をかけてもらい、どうしても撮りたいと思いました。１週間後にこの道を通ったとして、今が盛りの花がこのままの状態でいるとは考えられなかったからです。数枚撮りましたが不安でした。帰ってパソコンにあげてみるとなんとか写っていてほっとしました。

１週間後は、開花が進み花びらがそっていましたが、エキゾチックなスミレだなぁと感じました。