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ヤチスゲ (谷地菅)
Carex limosa
 ヤチスゲは、湿地を意味する「谷地」が名前につくことからもわかるとおり、高層湿原に生える代表的なスゲで、尾瀬や栂池では池塘のほとりで群生しているのをよく見かけます。北海道と本州の近畿以北に分布するほか、北半球の高山や寒地から広く知られる周北極要素の植物です。雌小穂は丸っこくてぶらさがってつき、草丈は30cmほどもあって高いものの、ちょっとコバンソウを思わせます。山の鼻のテント場で朝を迎え、尾瀬ヶ原を散策すると、朝日をあびて風にゆれるヤチスゲが多く目に入りました。
■撮影地別
 ○群馬県尾瀬ヶ原


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 2007.8.5 群馬県尾瀬ヶ原