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タヌキアヤメ (狸菖蒲)
Philydrum lanuginosum
 タヌキアヤメは中国南部や東南アジアからオーストラリアにかけての亜熱帯〜熱帯に本拠のある植物で、国内では九州〜沖縄の島しょ部を中心に点々と分布が知られています。湿地に生えて群落となることや、重なるように互生する葉は、名前にあるとおり、アヤメ科を連想しますが、長い花序の先に4枚の花被片からなる黄色い花が下から上へと咲いていき、ふんいきはかなり異なります。花期は初秋で、花序に茶色い毛が密生し、タヌキの尻尾を思わせることから、この名があるのでしょう。
■撮影地別
 ○長崎県


クローズアップ
群落
2017.10.7 長崎県
2017.10.7 長崎県 2017.10.7 長崎県
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