Home > 野生植物図鑑 > 単子葉植物 > コイワカンスゲ

コイワカンスゲ (小岩寒菅)
Carex chrysolepis
 スゲは種類、数とも多いだけに、生育環境も海岸〜高山と幅広いのですが、もっとも苛酷な環境といえるのが火山の火口周辺部でしょう。噴気孔からは有毒ガスや熱い蒸気が吹きだし、生育にも悪影響を及ぼしかねません。コイワカンスゲはこのような火山荒原を主な生育環境とし、匐枝をのばすことや赤茶色の雄・雌花穂が特徴で、四国・九州に分布します。阿蘇では中岳周辺で単独群落をつくるといいますが、くじゅうでも、数は少ないながら砂礫地に生えるコイワカンスゲが見られました。
■撮影地別
 ○大分県くじゅう


■クローズアップ
■群落
Before Plant   Next Plant 2019.6.9 大分県くじゅう