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シマバライチゴ (島原苺)
Rubus lambertianus
 シマバライチゴは中国や台湾に分布の本拠がある南方系のつる性キイチゴで、国内では長崎県の島原半島や熊本県の天草地方から知られます。走出枝は開花・結実後も枯れずに伸びてその先で発根し、新株をつくります。そのため長さは5mにもなるといい、この旺盛な繁殖力のおかげで、平成3年の雲仙普賢岳の噴火による被害を受けたあとも先駆的植物として再生できました。秋に直径約1cmの白い花を散房状に咲かせ、晩秋に鈴なりにつく果実は、口に入れたら甘酸っぱい味でした。
■撮影地別
 ○長崎県島原市


クローズアップ
群落
2018.9.16 長崎県島原市
2018.9.16 長崎県島原市 2018.12.23 長崎県島原市
Before Plant   Next Plant        2018.12.23 長崎県島原市
表紙によせて「シマバライチゴ」