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オナガカンアオイ (尾長寒葵)
Asarum minamitanianum
 日本の自生種でも、オナガカンアオイはもっとも奇妙な花をつけるものの1つでしょう。満開時には3つの萼裂片がそれぞれムチのように長く伸びて15cmにもなります。思い思いの向きをしているので、やわらかいのかと思いきや、けっこう硬いので、不用意に触ると折れてしまいます。各地さまざまに種分化したカンアオイですが、オナガカンアオイはその最たるものでしょう。宮崎県の北部に固有で、その姿からマニアによる盗掘があとを絶たず、現地ではほとんど見られなくなっています。
■撮影地別
 ○宮崎県


クローズアップ
■群落
2019.4.14 宮崎県
2019.4.14 宮崎県 2019.4.14 宮崎県
Before Plant   Next Plant “特選”Photo Gallery「オナガカンアオイ」