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オオシマノジギク
(大島野路菊)
Chrysanthemum crassum
 南西諸島に自生する植物には、中国大陸や台湾から北上したもの、九州から南下したもの、そしてこれらがこの地で独自の分化をとげたものがあり、オオシマノジギクは九州から南下して種分化したものの代表例です。ノジギク系ではもっとも南にあたる、屋久島から奄美大島にかけて分布します。10倍体だけあって頭花は直径4cmと大きく、葉も厚みがあるのが特徴です。気温が高いせいか、ノジギクとちがって花はいっせいに開かず、長く咲きつづけるため、群生しても花の密度は低いようでした。
■撮影地別
 ○鹿児島県奄美大島


クローズアップ
■群落
2006.12.3 鹿児島県奄美大島
2006.12.3 鹿児島県奄美大島
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