今年は、コロナ禍で県をまたいでの移動を自粛したために、予定の花観察はできませんでした。 これを機会に、今まで敬遠していたカヤツリグサ科にチャレンジしましたが、難しい仲間であることを改めて知りました。しかし、始めてみると面白いもので、次第にのめり込んでしまいました。花期と果実期とが、全く異なるのも面白いし、同定が難しいのも、考えようによっては面白いと思い始めています。 オオタマツリスゲも、花期と果実期とは大きく姿を変えます。果実期になると、雄小穂の柄が長くなり、雌小穂も柄が長く下垂し、果胞が長めの卵形で嘴が長いなどの特徴が見られるようになります。